ハサンベツ川
魚類だけでなく、水生昆虫などを合わせて30種類以上の水辺の生きものを観察することが出来ます。栗山の小学生をはじめ、町内外の幼児から大学生まで様々な層の学習に利用されています。
2001年、栗山町民らが中心となりハサンベツ里山計画実行委員会がされました。「ハサンベツ里山20年計画」を策定して離農跡地の自然再生活動が実施されています。「人と自然の共生」をテーマとして里山環境が保全され、子供達の自然体験学習の場として活用されております。
栗山公園から国道234号を岩見沢方面へ向かうと右手に栗山自動車学校が見えてきます。 栗山自動車学校から200mほど先の右手側に渋谷タイヤ商会があります。店舗を1角とするT字路を右折してください。 そのまま舗装道路を1㎞ほど進んだ左手側に、ハサンベツ里山センターや田の字田んぼがあります。
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実行委員会を中心とした市民工事によって、田んぼや池、小川など多様な水辺の環境が整備され、たくさんの生きものを支えています。
魚類だけでなく、水生昆虫などを合わせて30種類以上の水辺の生きものを観察することが出来ます。栗山の小学生をはじめ、町内外の幼児から大学生まで様々な層の学習に利用されています。
専門家に指導を仰ぎながら、市民工事によって石組み魚道が整備されました。これによって、夕張川本流との段差が解消されて生き物の往来が復活しました。また、土砂が適正にコントロールされるようになり、川に瀬や淵などの変化が生まれました。これにより、多様な生きものに対応できる環境が再生されたのです。
子供達が体験学習をしやすいように護岸の一部が解体され、その資材は川へのスロープに流用されました。川にアプローチする時にも、水槽を設置して解説する時にも便利な場所になりました。
ハサンベツ川だけでなく、池や小川、田んぼ等が整備されました。静水や穏やかな流速、あるいは高い水温を好む生きものの生息地も確保されました。池にはオオルリボシヤンマ、田んぼにはナツアカネ、小川や湿地にはホタルなどが帰ってきました。
かつては、ハサンベツ地区の最奥部に僅かな生息地が残されるのみでした。里山環境の整備に伴い徐々に個体数が増加し、現在では近隣有数のヘイケボタル生息地となっています。長細い沢地形のためか、場所によって羽化する時期がずれることで、7月中旬から8月中旬までの比較的長い期間ホタルの光を楽しむことが出来ます。
ドジョウが泳ぎトンボが飛び回る。生きもの達と触れ合いながら土いじりの楽しさを味わうことが出来ます。
栗山町の子供たち(栗山キッズクラブ)と当法人の事業とで、それぞれの田んぼをお借りしてもち米を育てています。ドジョウやヤゴなど色々な生きものの住処にもなっています。
ハウスではトマトやパプリカ、キュウリなどを、畑では数種類のジャガイモやトウモロコシなどを栽培しています。収穫体験だけでなく、植え付けから作物のお世話を体験出来ます。
クマゲラやエゾフクロウが暮らす森。季節ごとに様々な野鳥や草花が観察出来る所です。間伐作業や炭焼きなど、森づくりを体験できる場所です。
間伐材等を利用して、野外炊事などに使用する炭が作られています。また、薪にする材の切り出しや薪割りなどの体験とあわせて資源の活用やサイクルについて学ぶことが出来る場所です。